1mmの追求

「どこか改良、出来ないかな・・」

最近特に、街中やネットで販売されている商品を眺めていて
無意識で考えてしまうことが多いです。

もちろん、どれも素晴らしい商品だし、作った人、会社の思いが
込められていることは、とっても感じられます。
その上で、ですが、

「ここのパーツ減らせないかな?」
「ここの縫い目、無くしたらカード取り出しやすくなるかな?」
「あと1cm小さく出来たら、もっと軽くなりそう」

なんてことを、心の中でブツブツ言いながら、
日々、沢山の商品を眺めています。

思い返すと

Age誕生のきっかけとなった、
コインケース付きマネークリップの友人からの製作依頼。

彼からは「グ●ンロ●ヤル(スコットランド発有名ブランド)の
この財布と全く同じ物で良いから、安く作れる?」
とご依頼頂いたことがきっかけでした。 

正規ブランドだとかなり高額だから、
リーズナブルな価格で作れるならお願いしたい、
ということでした。

ただ、彼からよくよく話を聞いてみると
・マネークリップの留め具が壊れやすい
という、一番大事なパーツに
不満を抱えていることが分かりました。

そこで、
「だったら留め具の無いマネークリップは作れるのか?」
とふと思い、試作品を作り出すことにしたのです。

そこから18ヶ月間、試作に試作を重ねて完成したのが、
第1作目となる、二つ折り財布「One」です。

お陰様で、想像すらしていない方々から、
Makuake, Machi-yaのクラウドファンディングで
ご支援頂くことが出来ました。

日経WOMAN様にも、無償で掲載頂きました。

最近は、

財布やパスケースなど、小物系を作ることが多いのですが、
こういった小さいアイテムは特にサイズ感にこだわっています。

現在開発中の財布に至っては
「カードケースをあと1mm広くしてください」
なんて、ほぼ誰にも気付かれないような部分に
めちゃくちゃこだわって進めています。

それも全ては、使って頂くお客様に満足して頂きたいから。
それだけです。

なんか使いづらい・・・

そういったお声を伺う機会が増えました。 

見た目で選んだけど、使いづらくすぐ買い換えた。
耐久性が低く、すぐ壊れた。
革の質感が、購入するまで分からずがっかりした。

難しい課題もありますが、
一人でも多くのお客様に
「Age」の商品を買って良かった!
と言って頂けるよう、

1mmでも多く改良した商品

をお届けできるよう、
日々、もの作りに取り組んでいます。

サイズ感と改良にかけたその想いは、
Ageロゴの「g」を巻き尺で表現しています。